はじめに
前回の記事では、マネックス証券の「銘柄スカウター」が 無料なのに高機能 な分析ツールであることを紹介しました。
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【無料なのに高機能!】マネックス証券「銘柄スカウター」は株式投資家の最強ツール
今回はその続編として、実際に「銘柄スカウター」を使って、化学メーカーの 綜研化学(4972) を例に、初心者でもできる銘柄研究の流れを紹介します。
STEP1:まずは銘柄スクリーニングから
銘柄スカウターの前に、「銘柄スクリーニング」を使って候補を探してみましょう。
私が注目しているのは清原達郎の著書「わが投資術」で出てくる
ネットキャッシュ比率の高い小型株のため、
以下の条件でスクリーニングします。
その中で見つけたのが、今回紹介する 綜研化学(4972) です。
ちなみにネットキャッシュ比率は約0.62です。
*マネックス証券のスクリーニングでは条件設定が細かくできるので
自分が探している銘柄群を抽出しやすく、秀逸です。

- 時価総額 500億円以下(小型株で今後の成長も期待)
- ROE 5%以上(「ただ現金を寝かせているだけの企業」を除外)
- PER 15倍以下(割安株を探す)
- PBR 1倍以下(資産に対して株価が割安)
- 配当利回り 3%以上(配当がある程度もらえる)
- 配当性向 30%以下(今後の増配も期待できる)
- 有利子負債比率(有利子負債/自己資本比率) 20%以下(借金が少ない)
- 流動比率 200%以上(短期資金繰りに余裕)
以前の記事③【2025年8月9日】「スターゼン」と「東リ」を新たに購入、高配当株で年間35.44万円(+0.72万円)!でも書きましたが、
私が注目しているのは清原達郎の著書「わが投資術」で出てくる
ネットキャッシュ比率の高い小型株になりますが、
残念ながら銘柄スカウターには直接「ネットキャッシュ比率」の項目はありません。
ですが、上の条件を組み合わせれば 小型のキャッシュリッチ銘柄 を見つけられます。
STEP2:業績推移を確認する
銘柄スカウターの「企業分析」タブを開き、10年以上の売上・利益のグラフを確認します。
マネックス証券「銘柄スカウター」より
- 綜研化学は 接着剤・粘着剤を製造する化学メーカー。
- 売上高および営業利益は安定的に右肩上がり。
- 赤字転落は少なく、長期投資で安心感がある。
初心者が見るべきは「安定しているかどうか」。グラフなら数字が苦手でも直感で理解できます。
STEP3:株主還元(配当)を見る
銘柄スカウターの「配当・株主還元」タブを開いて、年間配当履歴、配当性向を確認する。
以下は年間配当履歴
マネックス証券「銘柄スカウター」より
以下は実績配当性向
マネックス証券「銘柄スカウター」より
- 綜研化学は 安定した配当実績 を持つ。
- 急激な減配はなく、株主還元に積極的。
- 配当性向も23.7%と低めで、今後の増配余地もあり。
初心者が安心して持てる銘柄かどうかは、この配当推移を見ればすぐにわかります。
STEP4:同業他社と比較する
スカウターでは、同じ業界の企業と簡単に比較できます。
まず、「企業分析」タブを開き、同業他社情報の「粘着」をクリック。
マネックス証券「銘柄スカウター」より
比較する銘柄(上限6社)の比較欄に✔をいれる。
マネックス証券「銘柄スカウター」より
以下のように種々の比較ができる。
マネックス証券「銘柄スカウター」より
- ROE(自己資本利益率)が平均以上か
- 営業利益率はライバルより高いか
- 株価水準(PER・PBR)は割安か
比較することで「業界の中でどの位置にいる会社か」がわかります。
STEP5:事業セグメントや海外売上高推移を確認する
銘柄スカウターでは「セグメント別売上」や「海外売上高推移」も見られる。
以下は「セグメント別売上」
マネックス証券「銘柄スカウター」より
以下は「海外売上高比率」
綜研化学のポイント:
- 主力は ケミカルズ。
- 中国での売上高比率が上昇しており、中国経済の影響を受けやすい?
綜研化学を調べてみてわかること
- 売上・利益は安定している。
- 中国での売上高比率が上昇しており、中国経済の影響を受けやすいかもしれない。
- 配当も安定していて、初心者の長期投資向き。
- 同業の中ではもっとも規模が小さいがROE(自己資本利益率)は高い。
このように、銘柄スカウターを使えば、初心者でもカンタンに企業の実態をつかむことができます。
まとめ
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った銘柄研究の流れは:
- スクリーニングで候補を探す
- グラフで業績を確認
- 配当や株主還元を確認
- 同業他社と比較
- 事業セグメントや海外売上高推移を確認
というステップです。
今回は綜研化学を例にしましたが、どの銘柄でも同じ流れで調べられます。
まずは無料で口座開設して、銘柄スカウターを実際に使ってみましょう。
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